カラフェとデキャンタの違いって何?!

まずは結論から述べますね。
ワインを飲むときのカラフェとデキャンタの違いとは、一見どちらを使っても良いように見えますが、実は役割が違います。

カラフェは 主に熟成の進んでいない若いワインを空気に触れさせ香りを開かせます。
デキャンタは 年代物のワインや熟成の進んだワインに見られる、ボトルの底に溜まった沈殿物または澱(オリ)を取り除くために使われます。

このページでは、カラフェとデキャンタの使用目的の違いをさらに詳しく解説していきます。

カラフェを使用する真の目的とは?

カラフェとはフランス語で「水差し」という意味があり英語だとピッチャーです。ワインだけに限らず、水やジュースが入っていたりと様々なシーンで目にしたことがあると思います。

ワインをカラフェに移し替える目的は、十分に空気と触れ合わせてあげることにより熟成度合いを進めるためです。
熟成度合いが進むことにより

  • 香りを引き出すことができる(このことをワインが開くという)
  • タンニン(渋み)をまろやかにする

といった目的があります。

この行為をキャラファージュと言います。

デキャンタを使用する真の目的とは?

デキャンタもフランス語になります。

長期熟成されたワインや熟成の進んだワインには、ボトルの底に沈殿物または澱(オリ)があるのを見たことがあると思います。
は、長期熟成された上質な赤ワインに多く見られ、そのまま飲んでしまうと味を大きく損なうため、デキャンタに移し替え分離させます。

この行為をデキャンタージュと言います。

カラフェ・デキャンタの容量 お店で頼む場合と家で飲む場合

カラフェやデキャンタをお店で頼む時、量はどれくらい入っているのだろう?と思ったことはありませんか?
フルボトルだと飲み切れるか分からない。そんなときは、カラフェで注文するのがオススメです。

お店で出てくるカラフェの容量とは

ワインのフルボトルが750mlに対し、お店で提供されるカラフェの容量は500ml~600mlが一般的です。
フルボトルだと飲み切れないけど、グラスだと物足りない・・・。そんな時はカラフェで注文するのが良いですね。

お店で出てくるデキャンタの容量とは

デキャンタは、デキャンタージュが目的のためワインのフルボトル750ml以上を入れられるものがほとんどです。
しかし、お店によってはカラフェのことをデキャンタという名で提供しているところもあるため、カラフェやデキャンタを注文する際は容量を確認した方が良いでしょう。

カラフェを使って家飲みを楽しもう!!

友人を招いてホームパーティーをする機会もあるかと思います。
そんな時こそ、カラフェを使用してみるのはいかがでしょうか?

カラフェを使用するメリットは

  • 安価なワインでも美味しくいただける
  • ワインの色が場を彩る
  • 飲み切れる量だけ提供できる

カラフェを使用することによって雰囲気もグッとオシャレになり楽しい時間を過ごせますね。

「カラフェ」と「デキャンタ」の違いって何?のまとめ

カラフェは注ぎ口が広く底が広がっているものが多く、若い熟成していないワインに向いています。
デキャンタは注ぎ口が狭く、栓がついていて、熟成されたワインに向いています。

同じように見えて、カラフェを使うのか?デキャンタを使うのか?によって実は全く違った目的があります。
是非、日常に取り入れて楽しい時間を過ごしてみてください。

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